第9回(2002年04月23日)

フローレンス西村さんと

 

 

 

 

 

 

 

“生活は無駄なく心は豊かに自然と共に生きる春夏秋冬”これはフローレンス西村さんの「ようこそ海辺の田舎暮らしへ」のタイトルの横に書かれた一文です。

なんて、フローさんののすべてが語られた一文なんでしょう、この一言そのままの生き方をされている方なんです。

フローさんとの出会いは、もう何年前になるでしょうか?ご自宅でお料理とテーブルコーディネートのサロンをはじめられた時デポー39の天沼さんから声をかけていただき一期生として参加させていただきました。東京から三浦半島にお住まいを移されて、いくつかの雑誌で拝見していた素敵な暮らしの中でのサロンです。大磯からは、ぐるーっと海沿いに三浦半島の先端まで2時間ほど…1ヶ月に一度の楽しみが始まりました。

どんなかちょっとだけお話ししますと、フローズサロンは三崎口の駅をおりたとたんに始まります。改札を出て風に当たると1ヶ月に一度のことですから、風が季節の移り変わりを教えてくれます。それはフローさんのお家に近づくにつれよりはっきりしてきます、というのは門にたどり着くまでが一面の畑、駅から続く道路を曲がったとたん正面には海と富士山、そしてその前にずーっとずーっと畑が広がります。

その畑が、1ヶ月の季節の移り変わりをはっきりと教えてくれます。一面の大根畑が、一面のキャベツに変わるというように…

そうして扉を開けて階段を一段一段下りていくごとに、フローさんのおもてなしにわくわくさせられます。階段の脇に植えられた季節を感じさせてくれる草花、降りきったところで迎えてくれるウェルカムフラワー、アペリティフ、ここまでのすべてが今日のお料理のメニューに繋がってコーディネートされています。

この素敵なサロンの内容は、説明していると限りがありません。「ようこそ海辺の田舎暮らしへ」(小学館)にすべてが詰まっていますので是非ご覧になってくださいね。

どんな風か今すぐのぞきたい方は、こちらをご覧になってください。
http://www.sportiff.co.jp/florence/

サロンで教えていただけることは言葉で教えてくださることだけではなく目に入る物一つ一つがそして隠れたこころづかいなどなど、毎回詰め込みきれないほどたくさんのことです。

それは決して、経済的な贅沢ではなく“生活は無駄なく心は豊かに自然と共に生きる春夏秋冬”この言葉どおりの暮らしの楽しみ方でした。

私がとってもフローさんを尊敬しているのは、こんな生き方が決して見せかけだけの物ではないからなのです。とても幸せなことにサロンで教えていただくだけでなく何度かフローさんのお仕事をお手伝いさせていただくことが出来ました。その時にいつも感じさせられることは私たちにはとても優しいのですが、ご自身にはとっても厳しいと言うことなのです。こんなにもご自身には厳しく几帳面でいられる方を他には見たことがないほどです。でもそればかりではなく本当にびっくりするほどお茶目な(失礼ですが…)方なのです。

今回はそんな私の尊敬するフローさんのサロンのお手伝いをさせていただいた様子の写真をちょっと載せてみました。

 

 

 

 

 

 

 

フローレンス西村さんと (2)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

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