第27回（2007年9月22日）

バルトの旅 4

（2/5）

ふと迷い込んだ通りは、なんと言う通りの名前だったのでしょうか…クラフトアーティストのアトリエが並ぶ通りです。

こんな素敵な通りに面してステンドグラス、吹きガラス、陶芸、フエルト、ニット、キルト等の工房が続きます。（ドミニコ修道院隣のカタリーナ・ギルドでした）

タリンの街を歩き、色々なショップをのぞいて感じたことはとても伝統工芸を大切にしているのと同時に新しいクラフト、アーティスト、ギャラリーと言ったようなことがとても大切に扱われていることです。

組合と言ったら良いのでしょうかギルドと称されクラフト作家も大切に守られているように感じられました。私が物作りと言う視点で見てまわっているせいでクラフト作家と言うことだけに感じましたが、きっとこのギルドと言う制度は商業や工業などにも大きく携わっているのでしょう。

途中にあるBARも素敵で見上げると外壁に左右対称に取り付けられたアイアンの片方が半分しかなく、なんと!!　足りないところは「だまし絵」で描いてありました。

太っちょマルガリータとか、のっぽのヘルマンだとか、三人姉妹とか呼び名のかわいい建物も。

中央の旧市庁舎前のラエコヤ広場には特設ステージが設けられ、マジックやダンスなどが行われていました。お祭りの行事は街のあちこちで開催されています。

クラフトショップ巡りのオリエンテーリング（スタンプラリーかな）やそれぞれの店内でワークショップが開かれていたり（ちょうど Outside in のミニレッスンのような）写真を撮るのも忘れて小さな街の中をあちらへこちらへと走り回っていました。

旧市街地からほんの道一本ほどはずれたB&Bにお世話になりました。

城壁の中は城のある方が丘の上になり急坂を登るか、急な階段を上ります。

城壁から出入り出来るところは限られていますので直ぐそこにあるB&Bですが登って降りるのがいいのか？平らなところをグルッと廻るのがいいのか？3泊お世話になっていたのですが、これが一番近道!!　と言うのを見つけたのは帰る日の朝でした!!

↑丘の上にある城壁を外側から見上げるとこんな感じです。上が展望台になっているので皆眺めていますね。城壁の外側もグルッときれいな公園になっています。上に見えるのはお城ではありません。

←このピンクの建物がトームペア城、お城と言うより宮殿のような建物です。

←その向かい合わせにちょっと異質に感じられるロシア正教教会が建っています。補修中の幕がかかっていました。そしてこの建物のちょうど陰になってしまっているのですが、向こう側に観光郵便局があります。

ここでももちろんペンダントにするためのかわいい切手を買い込み、民族衣装の美しいポストカードも購入。大きな国ではありませんが地域ごとに民族衣装が少しずつ違っていて本当にどれも美しく全部そろえてみました。