2012年 初夏の北欧(Sweden・Denmark) 2012年 6月14日(木)~7月5日(木) |
第1回 ヘムスロイド100周年 昨年に引き続き、今年も初夏の北欧を訪れました。セテルグランタンはストックホルムから北東に列車で3時間、insjön(インション)という小さな町にある手工芸学校。スウェーデンの手工芸協会が運営している学校で、北欧はもちろん、世界中から様々な人が工芸を習いにやってきます。 私たちが参加するクラスは 6月17日(日)〜21日(木)の白樺の皮のハンドクラフト 6月25日(月)〜29日(金)北欧の伝統刺繍 の2つ。どちらも5日間コースです。 今回は北欧最大のお祭り「夏至祭」をどうしても見たくて、この日程にしました。 2つのクラスの合間の3日間は、隣町のLeksand(レクサンド)に滞在し、お祭りを楽しむ事にしました。 ショートコース、夏至祭についてはまた後ほど書きたいと思います。 セテルグランタンに行く前にストックホルムで2日間を過ごしました。 今年は幸運にも「ヘムスロイド100周年」という催しがスウェーデンで開催されています。ストックホルムでもいくつかの美術館で伝統手工芸に関する展示がされています。 hemslöjd(ヘムスロイド)というのは工芸という意味です。このイベントは全スウェーデン手工芸協会(svenskslöjd/スヴェンスクスロイド)の設立100年を記念し、ストックホルムをはじめ各地の美術館などで、織物、刺繍、木工など素晴らしい手仕事の作品展示がされています。手工芸を愛する人々によって各地で手工芸協会が作られ、それらをとりまとめ出版や作品の販売、各協会の活動の紹介など、伝統工芸を守るためにスヴェンスクスロイドは活動しています。 「ヘムスロイド100周年」については、 「Liljevalchs」 今回の旅をご一緒した広島在住のMさんが、一昨年セテルグランタンに参加した際に友人になった Britto-Marie Lind さんに連れて行っていただきました。 宿泊先のホテル“スカンディック・ハッセルバッケン”にほど近いこの会場には、スウェーデン各地から2000枚の葉っぱが集合。テニスラケットのような形の木の枠に、ステッチしたり、編んだり、織ったり、ペイントしたり、革、木、紙、メタルなどあらゆる素材を使って自由にデコレーションしたものが集まって木となり、森となって展示されていました。 「あなたのイマジネーション以外に限界はありません」という作品募集のメッセージのとおり、一つ一つが個性的で見応えがありました。7歳から85歳まで幅広い年齢の人がこのイベントに参加したそうです。 また他の部屋でもさまざまなスウェーデンの伝統工芸(民族衣装、白樺の生活用品、木工、革細工など)が各部屋に展示され、ワークショップも行われていました。 「Nordiska Museet」(北欧美術館) ミュージアムに収蔵されている伝統ある織物と、各地から集まった新しい作品が合わせて展示されていました。何台も織り機が並び、実際に織りのデモンストレーションも行われていました。 セテルグランタンの長期の織物クラスに参加した方々の作品も展示されており、日本人の方のお名前もありました。 また、昨年スタッフのWさんが受けたセテルグランタン織物クラスの講師、Ingrid・Peterson 先生の作品もあり、嬉しく思いました。 次回は、楽しみにしていた、セテルグランタン「白樺のクラフトクラス」の様子をお知らせします。 |
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イベントのご案内
Outside in MARCHE 〜夏のクラフトマーケット〜
2012年 7月29日(日)〜8月12日(日)
*北欧のおみやげ市
北欧で買って来た 白樺のバスケットや雑貨を販売いたします。
同時開催
*塚田紀子の「ステンシル&ガラスエッチング」オリジナル作品販売
*Antique-Brocante フランスのアンティーク 期間限定販売
皆様のご来店をお待ちしています。
2011年7月に北欧を訪れた時の様子も合わせてご覧ください(Outside in days)。
(リポート K.Y Outside in)