第27回（2007年9月22日）

バルトの旅 4

（3/5）

タリンにて　2日目

タリン駅からバスに乗り、エストニア野外博物館に行きました。

駅にはKIOSKがあります。そしてこんなかわいい電車が走ります。乗ったのはバスですが写真は電車です。

バスで20分ほどですが、豊かな緑の森の中にあります。昔ながらの茅葺き屋根の民家はまるで日本の民家とそっくりです。

ここでも民族衣装を着た人たちがあちらこちらにいらして編み物や、織物、男の人は庭やフェンスの手入れをしていました。

1本のヒモを指だけで編んで行く指編み、ひとしきりここで教えていただきました。お祭りの時の民族衣装はもちろん素晴らしいですが、普段着がとてもかわいいです!!
 

ここで編まれていたベルトとバッグを購入！ペンダントもかわいかったのでつい買ってしまいました。生成りのコットンでモチーフ編みされています。
ベルトにはちゃんと携帯入れまでついています。私はメガネ入れにしていますが…。

澄みきった青空の日差しは強いのですが日陰はとても涼しくて、とても爽やかな森の中をゆっく〜りと散策気分で歩きました。美しい緑はドングリの木、リーガと同様にエストニアでもドングリの木が沢山!!　足元からはこんな風に落ちたドングリから小さな苗がいっぱいでています。豊かな緑と、このあちらこちらにある小さな苗…ドングリがヨーロッパでは繁栄・幸運・長寿のシンボルという理由がよーくわかります。

まるで映画「かもめ食堂」の中で「もたいまさこさん」がキノコ狩りをしていた森のようです。スズランの群生があったり、ヒトリシズカによく似た花の群生があったり、足元にも夢中になります。

森を抜けるとバルト海が広がります。ここはちょうど入り江になっていて対岸の遠くに見えているのがタリンの旧市街地、教会の塔がいくつもみえています。この入り江に白鳥がいました。写真では小さ過ぎて確認出来ませんが…

広い森の中に少し歩いて行くと学校だった建物があったり、中にはお教室はもちろん校長室などもそのままの姿で展示されています。

消防署の火の見やぐらや、風車等も移築され、昔ながらの馬車に乗って森の中をめぐることも出来るようです。

そしてここはレストラン!!　エストニアの家庭料理です。見た目はただただ素朴に見えますが、どれを食べてもおいしいことおいしいこと!!　お豆やキューカンバーのスープ、じゃがいももしっとりと味が濃く病みつきになります。ハーブのフェンネルが使われているのが多いのですがすっきりとして食が進みます。魚はHerring（ニシン）のちょっと酢漬けがよくあります、これは最初アジかしら？と思ったほど、違和感が無くおいしいのです。

パンもとてもおいしく黒パンの酸味もまろやかで、写真の印象からは伝わりづらいかもしれませんがお料理の味付けはどれもとても繊細です。日本の家庭料理と同じで、煮物、焼き物、フライ、酢の物と何でもあります。

そしてビールが驚くほど安いんです。お水よりも何よりも。もちろんおいしいです、種類も豊富です。

そしてルバーブのケーキ!!　これも甘さと酸味が絶妙でどこで食べてもおいしかったです。ルバーブのパイもおいしいです!!　おいしいの連呼になってしまいました!!